なおこさんと去年、初めてスカイプでお話した時から、わたしは、なおこさんには特殊な能力のある方だと、わたしのほんのちょっとだけある能力で感じていました。そのようなことを理解するのは、理屈では分析しにくいのですが、分かっていることが・・分かるんですよ、なんとなく・・分かります?
言葉じゃないのです。でも言葉でもあるのかな・・しかしですよ、言葉を通してスピリチュアルの声をお話してもらいます。と言っも、スピリチュアルな声というのは言葉を超えた、感覚的なものす。
言葉を通して、匂いとかイメージとか感触とかが、伝わるという感じでしょうか。精神世界のイメージを言葉で明確に表現するのは、不可能だと思うのです。だから、スピリチュアルなお話を聞いている時に、聞く側も先入観念だとか固定観念を取り払って聞かなければ、本来の深い意味が伝わってこないように思うのです。
日本に長いこと住んでなくて、変な日本語を話すわたしが、こんなことを言うのはなんですが、大体、なおこさんの日本語も変な時があります。(笑)だから、聞く方も彼女の波動を感じ、なおこさんから発せられる言葉を聞いて、全体的なイメージが理解できるようであれば、彼女の見えていることがイメージとして、こちらにもジワ~っと伝わってくる、という感じでしょうか。
わたしは彼女の能力に全く疑問を持っていなかったので、わたしの姑であるパッチーの、失踪した夫ジェームスが、今どこにいるのか、生きているのか死んでいるのか、なおこさんに聞けば解るはずだ、と思い訊ねてみました。
「ちょっと聞いてみたいことがあるのだけど」
「はいは~い、どうぞどうぞ♪」(って、この方はいつも明るいノリなんです)
「夫の母の2番目の夫が、24年前に失踪したまま帰ってこないのだけど、そんなことって、過去生を見るのとちょっと違うかもしれないけど、判ります?」と聞きました。
「あっ、じゃあ、その方たちの名前を教えてくださ~い♪」(重い話のはずなのに軽いお返事・・)
なおこさんからそう言われて、わたしは夫の名前から、夫の母、実の父、そして義父の名前を全部伝えました。
そんな話をしている前後だったか、なおこさんは、なぜかうちの息子の前世のことを話し始めました。
「息子さんは前世で、中国のとっても偉いお坊さんだったことがあるのよ。だから彼はなんでもよく知っているはずなんだけど、彼が知っていることは、誰にも話さないだけなのよ」とおっしゃいます。
確かに、それを示唆するエピソードが数多くあります。ブログにも書いたエピソードで、妊娠していた時に、わたしのお腹にピューンと入ってきた魂のことを書きました。それにはお爺さんと書いただけなのですが、実は、そのお爺さんは、なおこさんが言っていた通りの、中国の高僧なのです。
また息子は4歳か5歳の時に、中国マーケットで見つけた「陰陽」の磁気ボールを見て、どうしてもそれを買ってくれとダダをこねたことがありました。それまでおもちゃを買ってくれと言って、息子にダダをこねられた経験のない、わたしと夫はビックリしました。本当にお菓子とかおもちゃでそんなこと一度もなかったのです。
始めはそんなもん買ってもしょうがないと思ったわたしたちでしたが、息子の様子が普通じゃなかったので、わたしたちは全く使い道のないと思われる、陰陽のボールを息子に買ってあげました。
息子は車の中で、買ってもらった陰陽ボールをずっと握って眺めていました。わたしが、「そのボールについてるマークはなんなの?(陰陽のマークのこと)」って聞くと、彼は間髪をいれずに、「エネルギー」と答えました。
どこまで知ってて言っているのか、試したくなったわたしは更に、「なんでエネルギーなの?」と聞いてみました。やはり、考えている様子なく、彼はすぐさま「これはネガティブとポジティブでエネルギーなの」と言います。まだ舌が回らない子供が確信を持って、全てを知っているかのように言うのです。
わたしたち、そんなことを子供に教えたことはないのです。夫とわたしはギクッとしましたが、彼に先入観念を植え付けたくないという親の直感が働いて、わたしたちはそのことについてそれ以上何も言わず、息子を黙って見守ることにしました。
その一年後くらいでしょうか、どこかのビルの廊下で、チベットのお坊さんたちとすれ違ったことがありました。その中でも一番権威がありそうなお坊さんが、わたしたちの横で止まって、うちの子に「またお会いしましたね」と言うのです。
わたしが、(へっ?)っと思って見ていると、数秒だったと思うのですが・・ とっても長く感じられたその数秒の間に、息子とそのお坊さんの間で、言葉ではないコミュニケーションが交わされたように思われました。
そして、そのお坊さんはわたしに、「この子は昔、僧侶だったのです」と一言だけ言い、お連れの人たちを即して、そのまま廊下を歩いて行かれました。
エピソードは他にもたくさんあります。突然、「僕は仏教徒だから仏壇買って」って言い出したり、でも、うちは仏教徒でもなんでもないので、「一体いつから仏教徒になったの?」と聞くと、「生まれた時から」と言ったり、禅のお坊さんからも「前世から知り合いでした」と言われたり・・
ですからなおこさんから、息子の前世がお坊さんであったと言われた時は、わたしはビックリすると言うよりも、(なんでこの人そんなこと見えるのかな~)って思っただけだったのです。
いつものように脱線しているようですが、これからの話に上記のことが関わってくるので、背景として、息子の前世について書かせていただきました。
それでは、ジェームスの話に戻ります。
なおこさんは彼らの名前を聞いた後、「ちょっと待ってね」と言って、1~2分くらい沈黙が続きました。昔テレビで観た霊媒師の方たちは、こういう時に白目をむき出したりしてましたが、なおこさんもコンピューターのの向こうで、(白目になってたりして・・ぷぷっ)などと憶測しながら・・ あっ、でも、そうそう、これって神妙な話なんだ、ふざけたこと考えてちゃいけないのよね、なんて思いながら1~2分待っていると、、、なおこさんが一気にお話を始めました。
「ジェームスね、もう一瞬にして彼の人生はそれまで存在しなかったかのように消されちゃっているの。だからもうあっちの世界に行っているのよ。でも彼は苦しまなかったから大丈夫。一瞬の出来事だったから。何か大きな組織が見えるわね。なんだかとてつもなく大きな組織。CIAとかそういう感じよ。表には出てないけど、大きな組織に彼は関わってたんだわ。でも、家族には全くそのことを悟られないようにしていたのよ、彼は。すごーく頭のいい人だったのね。あのね、戦士というよりも戦略を考える人なの。彼はパッチーのことをすごく愛していたから、パッチーや家族には絶対に
彼が本当はどのような仕事をしていたか、完璧に隠していたの。もしパッチーがジェームスが何してたか知っていたら、パッチーも死ぬ運命になってたのよ。そういう筋書きが見えるの・・」
わたしは、「えっ、そうなの・・」しか相槌できませんでした。
なおこさんの話は続きました。
「ジェームスさんね、ドゥーゲンくんのことを見守っているわよ。
ドゥーゲンくんはジェームスさんにも守られているわ」とおっしゃいます。
血がつながっていないドゥーゲンのことを見守っている、って変じゃないですか?
それで私は、「えっ、でもドゥーゲンはジェームスの血のつながった孫じゃないんだけど。だって、うちの夫はジェームスの本当の息子じゃないの・・」となおこさんに言いました。
するとなおこさんは(そうそう、それは知っている)という感じで、「うんうん、でも、ドゥーゲンくんとジェームスは、ベトナムで一緒だったことがあるの」と言うではありませんか。
(え~~~~~っ????)
このお話、これからどんどん紐解かれていきます。
(続く・・)