身体が大事なんです。頭の良い子を育てたかったら、まずは身体が大事なんです。
それをないがしろにして、子供に詰め込み教育をするなんて、まるで拷問。
成績がどうだと言う前に、目の前にいる子の健康状態が優れているかどうか
まずは、そのことに氣を留めて見る必要があるのではないでしょうか?
病気ではないということは、決して健康であるということではないのですから。
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息子の幼稚園の時からの同級生に、二卵性の双子の女の子たちがいます。
一人は活発で運動神経の良い元気なテイラー。
こちらの子の方が背が高い。
もう一人はいつも大人しくて、自分の意見をはっきり言えず、
家の中で本を読んでいるのが好きなジョーダン。
彼女はテイラーよりなんと頭一つ分小さく痩せっぽち。
テイラーは普通の中学生くらいの体格で、ジョーダンはどっから見ても、
小学校3年生くらいにしか見えません。
でも、お母さんに言わせると、ジョーダンは病気という病気はしていない。
なんでこんなに違いがあるのだろう???
二卵性だから双子でも遺伝子が違うからとも言えるけど、
見た限りでは、この原因は・・・・・
鼻づまり!
(ではないかと睨んでいる・・・)
幼稚園の頃は、二人の間にそんなに差はなかったんだよね。
でも、小学校低学年・・そして、高学年になったらその差は歴然。
中学生になった今は、彼女たちをしばらくぶりに学校の外で見かけた時、
ま~、こんなに違ってしまうなんて、あたしゃビックリした。
子供たちが幼稚園の頃は、うちの息子も男の子とか女の子とか関係なく、
女の子たちと一緒に遊んでいたのね。
その頃、よく家族同士で行き来していたのだけど、
お母さんは、その頃からジョーダンが鼻づまりがひどくて、
いつも口で呼吸しているって言ってたんだ。
それから何年も経った後、やっぱりジョーダンは口呼吸していた。
うちの息子は5歳の頃から、ちょっとアレルギーがでてきて、
やっぱり鼻が詰まるようになったの。
私はそれをものすごく重大なことと考え、
薬を使わず食事と運動で、その症状を改善させた。
反面、同じ頃に同じ問題があったジョーダンのお母さんは、
私が一生懸命説明しても、東洋医学的な“予防”という考えが、
説明の仕方が悪かったのか、どうもピンとこなかったようだった。
まっ、西洋人だから仕方ないか。
お母さんは地質学者。お父さんは大手石油会社に勤めているインテリ夫婦。
そして二人共、私たちに負けないくらい、教育にすんごい力を入れている親。
でも私たちと違って、彼らは教育と子供の健康は、
切り離しては考えられないとは思わなかったんだよね。
だから、鼻づまりで口呼吸していることは病気ではないから、
そのままにしてしまったというワケなの。
でもさ、この“病院に行くほどの病気ではない”というところが、
私たち親にとって、すごく重要なことなんだと思うんだよ。
病院に行くほどの病気じゃない。じゃあ、お医者さんは治してくれない。
だったら病気になる前に、病気にさせないようにできるのは誰?
それって、私たち親・・特に母親の仕事じゃないかしら?
しかも、鼻だけじゃなく最近は喘息やアトピーや様々なアレルギーが
原因となった症状が、子供たちに多くでてきてるでしょ。
ちょっと咳き込むことがあるけど、病院に行くほどではない・・
アレルギーがあるようだけど、病院に行くほどではない・・
その程度だと、そのままほっといてしまっている人が多いのでは?
でも病気じゃないからって、見過ごしてしまってはいけない。
ほっておいたらジョーダンのように、頑張っても頑張っても、
健康な妹に何やっても抜かれてしまう、そんな子になってしまう
可能性があるんだよ。
ところで、ジョーダンは真面目でいつもきちんと勉強するらしい。
テイラーは結構遊ぶのが好きで、適当にやっているらしい。
昔はジョーダンの方が本を読んだり、勉強が好きで成績も良かったけど、
今は、なぜかそんなに一生懸命やっているようには見えない、
テイラーの方がジョーダンより成績が良くなってきているとのこと。
だから~、鼻づまりが原因だっつうの!
私は息子の鼻づまりが始まった時、
「大変だ~、これじゃあバカになる!」
って、緊急サイレンが頭の中で危険を知らせてきた。
鼻がいつもつまっててごらんよ。
集中しようと思っても、鼻がぐじゅぐじゅ。
考えようと思っても、ティッシュを探してお鼻チーン。
これじゃ子供じゃなくて、大人だとしても集中できないよ。
しかも生理的に酸素が脳に上手く運ばれないんじゃないの?
そんな状態の子に一生懸命、絵本の読み聞かせしたり、
英語のテープ聞かせたり、英才教育するよりも、
まずは、身体を健康にしてあげるということを
親は真剣に考えた方がいいと思うんだ。
「どうして口呼吸が身体に悪いのか」については、
インターネットで「口呼吸」と検索してごらん。
中には“子供たちの約8割が口呼吸をしている”と言いきってるサイトもある。
10人中8人が口呼吸してるの~~~~???
それで、その子たちに勉強、勉強ってさせてるの~~!?
まあ、そこまで多く見積りしないまでも、かなり多くの子供たちが
口呼吸しているというのは事実かもしれないな。。。怖いことだ。
英才教育しようと思ったら、子供の健康管理は切っても切れないこと!
これは鼻づまりのことだけじゃない。
喘息、アトピー、風邪をひきやすい、足腰が弱い、すぐにお腹が痛くなる、
病気と呼べるほどではないけど、元気ではない。
そんな子供の症状をほっておかない!
そんなことがありながら、勉強させても効率悪いだけ。
子供がかわいそうなだけ!!!
そして、そんなことがありながら、「私って脳天気だから」って
ポワ~ンとしているお母ちゃんがいたら・・・
「もしもーし、そろそろ起きる時間ですよ」って、私は言いたい。
子供に不調があると気付いたら、それが例え病気と呼ぶ程でなくても
お母さんはその問題を後に引き伸ばさず、今からすぐに子供の食生活や
日頃の運動を見直しましょう。
それって、お母さんにしかできない仕事なんだから。ねっ。
私は英才教育というのは、勉強をさせるだけでは成り立たないと考えてます。
それで、我が家では息子に豊かな教育を与える努力をしてきたと同時に、
その基礎となる健康作り、そして息子が自分で健康管理できるよう、
食事や運動に気をつけ、そして自分自身の身体を知るという教育を
毎日の生活の中で口すっぱく、うるさいと思われながらも教えてきました。
それで、今では13歳になった息子に、
「マミ~なにやってんの!」って、
時々こっそり甘い物を食べている親の方が叱られています。
(たまにはいいジャンね~って、たまにじゃなくて年中か・・)
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マミ~のビタミン剤
Health in a state of complete physical, mental and social well-being,
and not merely the absence of disease or infirmity.
World Health Organization, 1948
健康とは単に病気や虚弱でないだけでなく、身体的、精神的
そして社会的に完全に健全である状態のこと。
1948年世界保健機関
(パチパチパチ~♪ WHOさんったらいいこと言うねコノコノ~!)
He, who has health, has hope; and he who has hope has everything.
Arabian Proverb
健康な者には希望があり、希望を持つ者は全てを持てる者である。
アラビアの格言
(そうそう健康が第一!でも健康だけがとりえっていう人もいるけどね。。)
Be careful about reading health books. You may die of a misprint.
Mark Twain
健康本(医学書)を読むときは気をつけた方がいいよ。
印刷に手違いがあったら死んじゃうかもしれないからね~。
マーク・トウェイン
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