躾については人それぞれ、家族それぞれのやり方があると思います。
超甘やかし、または虐待と思える程の躾など、極端なケースを除いては
どのような躾が正しいか間違っているかは、なんとも言えませんよね。
しかも、子供の性格によっても、どのように躾をしたらいいのか違うと思うの。
ちょっと叱られただけでも落ち込む子もいれば、うちの息子のように超気が強くて
信じられないくらいキカナイ子もいます。。。お宅はどうですか?
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賢い子供に育てるには健康も大事ですよね?
世界を大きく見ることができる、そんな見識も大事ですよね?
好奇心を持って遊ぶことも大事ですよね?
または、スピリチュアルな感性も大事ですよね?
数字教えたり文字教えたり、そんなことだけじゃありません。
ちなみにうちの子は幼稚園の時、20まで数えられなかったんですよ。
子育ってってかなり複雑です。
で、躾はとても大事なことの一つですよね。
と~ぜん
そこで今回は、最近、これで良かったんだと悦に入り、
自己満足しているうちの躾についてお話します。
うちでしていた躾とは、体感させ本人に選択させるという方法です。
こうしたらこういう結果になるということを
小さい頃から身をもって教えていました。
フライパン触ろうとしたら、触らせてみて、ジュッ!「あち~!!」って教える。
ウソウソ。
今度はホントの話。
例えば、車の中でシートベルトを取ったり外したりして遊んでいた時。
「シートベルトしてちゃんと座ってなさい」って言いますよね、当然。
でも後ろのシートでボインボイン、モジョモジョしながら
一向にやめる様子はありません。
うちの子はサルだったんです。
とめどもなくサルでした。
(申年だし・・)
きかないし、気は強いし、強情だし、うるさいし。
だから面白かったんですけどね。
それで私はもう一回言いました。
「シートベルトしてちゃんと座ってなさい」って。
それでもボインボイン、モジョモジョやってます。
今度は車を止めて、目を見てドスを効かせた声で言います。
「今度やめなかったら、お友達の家の目の前に着いたとしても
そのまま車をUターンしてお家に帰るからね」って。
*ちなみに、子供が赤ちゃんの時にある実験をしました。
(しかも面白いから何回も・・)
高いハイピッチの声で、「なんてかわいいの、食べちゃうぞ」って言うと、
赤ちゃんはニコニコ。
でも低い声でゆっくり「なんてかわいいの、食べちゃうぞ」って言うと、
赤ちゃんはビクビク。
大人でもこんなことドスの効いた低い声で言われたら、ちょっと不気味です。
声のトーンを変えると、同じことを喋っても全然違った反応があるんですね。
さてさて、
お察しの通り、息子は言うこと聞きませんでした。
それで、お誕生日に呼ばれてたお友達の家の直前まで来ていましたが、
私はそのまま「はい、じゃあ帰ろう~」って言って、家に引き返しました。
うちの子はぎゃーぎゃー泣きました。
泣いたからって当然子供の言いなりにはなりません。
“こうしたらこうなるっていう結果”を
前もって彼に伝えてあった通り家に引き返しました。
本当はすごく行ってあげたいんですよ。
かわいい息子が楽しんでる様子を見たいもん。
その頃、うちの母や他の人たちに言われました。
「厳しすぎる」って。
でも、頭から「ダメって言ったらダメなの」って、
(親が白い物を黒っていったら黒なんだ)みたいな、
理不尽なことはしてなかったと思います。(ま、そういう事もあったかな)
私、ちょっと理解に苦しむんですよ。
「さっきからダメだって言ってるでしょ~」って、
結構、ハイピッチな音で“氣”を入れずに言ってるお母さん。
「も~、なにやってんのよ~、ダメでしょ~」
子供はぜんぜん言うこと聞きません。
でも何回も説明なしに言ってます。「ダメ~」って。
私はダメって言う時はDuganが小さい頃から、
「なんでダメなのか」ということを説明していました。
ハッキリ言って面倒です。
小さい子供に「これはこうだからダメだ」って
いちいちいちいち説明するなんて、すごく根気が必要です。
だいたい全然聞いてないし、解かってないみたいだし。
でもその苦労は絶対に報われる時が来ます。
叱る時は必ず目を見させてから話します。
私も彼の目をじっと見て話します。
目から、そして身体全体から氣を送るんです。
「カメハメハー!」って。
違う方向いていて、声だけで「ダメでしょ~」じゃ通じません。
夫と喧嘩する時もカメハメハーってやるんです。
モワ~ってエネルギー感じるみたいですよ。
この間、「それやめてくれ」って言われました。
その頃、周りの人たちによく言われました。
「まだ小さいんだから、そんなこと言ったって解からないでしょ」
はっはっはっ、聞く耳なんか持ってません。馬耳東風よ。
「そうかもしれな~い」なんて言いながら、右の耳から左の耳。
解からなくてもいいんです。でも説明するんです。
そのうち解かるようになると思ってましたから。
小さい頃からそうやって訓練しておかないと、
大きくなってから親も子供も苦労すると確信してました。
最近、あるお母さんとこんな会話をしました。
彼女は「うちの子宿題全然やらないのよ」ってこぼしてました。
私は「やらないって言ったら逆にやっちゃダメって言ってみれば?」
と言いました。
「やらなくていいって言ったら、本当にやらなくなっちゃうもの」
「でも、こうしたらこうなるよって説明してもダメなの?」って聞きました。
そしたら「言ったって聞かないわよ。それに先のことなんか考えないわよ。
今、宿題やりたくないって思ってるだけなんだから」ということです。
よくある話です。
実はうちでもこの押し問答がありました。
「宿題やったの?」
「・・・・・・・」
やってないんです。
うちの子は、今年からテキサスにある日本の補習校と呼ばれる
土曜日だけの学校に行くことになったのですが、
これまでは日本の学校に行きたいとは絶対に言わなかったので、
無理強いして行かせてませんでした。
でも彼は自分が日本人であることにすごく誇りを持っているんです。
それである日、私と夫は息子に言いました。
「日本語話せても読み書きできなかったら、将来、日本の人たちと
日本人としてコミュニケーションできないよ」って。
そしたら補習校に行くって言いました。
それで今年4月から、彼にとってはすごく難しい日本語の読み書きを
いきなり勉強しなければならなくなったのです。
彼には今までの勉強と違って、国語や漢字は劇的に難しい勉強です。
だから、宿題をやりたくなくてダラダラしちゃいました。
(気持ちは分かるけどね・・)
そこで私たちは今一度、息子に選択させました。
1.日本人になるために読み書きを覚えるのは、
今やらなければ来年はもっと大変になるだろうし、
再来年になったらもっともっと大変になる。
だから今がんばってやる。
2.諦めて補習校辞める。
「これはあなたの人生だから、遠回りをするでもよし。マミーとダディーが
やりなさいっていうものじゃないから、どうしたいか自分で考えて返事してくれ。
頑張ってやるならマミーとダディーはサポートするけどやれないなら辞めなさい」
そう言って、自分の部屋に行ってもらいまいした。
うちの子は、私たちが脅かしだけで言っているのではないことを知っています。
小さい頃からそうしていたからです(そこがミソです)。
小さい頃からなので条件反射というか、身体に染み込んでいるというか・・
その時「でも~、だって~、今宿題やりたくないんだもん~」なんて言ったら、
私が本当に学校に「退学させます」って電話するのを知っているんです。
または、こんな会話を私たちが何度もしないことも知っています。
だから、真剣に考えたんでしょう。腹をくくったんでしょう。
部屋から出てきて言いました。「ボクやる」って。
それからは自分から宿題やってます。実は今も勉強しているところです。
厳しいかもしれません。確かに親として辛い時もあります。
そうは言ったけどかわいそう・・って思うことも何度もありました。
でも、今はよかったと思っています。
しかしこれは、それぞれの子供の性格もありますから、
必ずしもあなたの子供に当てはまるというものではないと思います。
私の子供の頃の話です。
うちの父は強烈でした。
厳しい子育てなんてもんじゃなく、
考えなしの子育てっていうんですか、彼の場合。
子供の頃に、川に遊びに行った時の事です。
「おう、お前泳げるのか?」って聞かれました。
その時、私たちは大きな岩の上に座っていました。
「まだ泳げないよ」って私は言いました。小学校2年生くらいの頃です。
そしたらいきなり岩の上から、流れの速くて深い川に突き落とされました。
「これで覚えてこーい!」
私はサバイバルするためにアップアップ泳いで岸に上がりました。
冗談じゃないんです。今でもあの時の恐ろしい川の流れが目に浮かびます。
そしたら、「おう、泳げるんじゃね~か。か~っかっかっ!」って笑ってる。
一度などは海で溺れ死にしそうになった事があります。
最近そのことについて父は、
「オ~、オ~、あの時はだめかと思ったけど、お前よく助かったよな」って。
(この親父~!!!! 面白すぎる。。)
そんな父が「夏休みにDugan一人で日本によこせ」って言っています。
彼の家の周りには、海も山も川も滝もあります。
あなたなら行かせます?
私は気が強かったんでしょう。でも妹は気の優しいかわいい女の子でした。
で、彼女は今でもトラウマを抱えています。
ああ、妹がかわいそう。涙でる~ く~っ
ゴメンゴメン、つい過去にひたってしまった。
何が言いたかったか・・・・それは、人それぞれってことです。
子供の性格を良く考えて、適度にやってね。
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マミーのビタミン剤
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The heart of a mother is a deep abyss at the bottom of which you will
always find forgiveness.
Honore de Balzac
母の心とは底知れない深い穴のよう。そこにはいつも許しがある。
バルザックの格言
子供に「許してやる」なんて思うことはないけど、
逆に「許して許して、ゴメンゴメン」って言ってる母である私。
マミーのたわ言