遊んでいるように楽しく、同時に勉強よりも学べる方法があったらいいと思いません?
私の子供の頃の記憶では、勉強とは決して楽しいものではありませんでした。
子供には「勉強=学ぶこと=辛くてつまらないこと」とは教えたくないですね。
しかし、楽しく教えてしまうには、親のちょっとした知恵と工夫が必要だと思うのです。
でもそれは、一体どんな風にやったらいいのでしょう?
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昔、子供の頃うちの父に、
「もうれつアタロー描いて」って頼んだんです。
そしたら、
「おう、じゃ、バケツとブラシと絵の具もってこい」って。
だから画用紙とか色々、ちゃぶ台の上に持ってきました。
で、
父はなにやら襖の下の畳の上に新聞紙を広げて敷いている・・・
そして、
襖に人間の等身大の「もうれつアタロー」を描きだした。
少し経つと、
「もうれつアタロー」に登場する等身大キャラクターに囲まれた
とってもカラフルで妙な和室ができあがりました。
子供だった私は、
「お母さんに怒られるかも・・」と、ちょっと心配。
でも、父以上に太っ腹な母はへっちゃら。
私の想像を完璧に打ち破り、強烈なことをしてくれた父。
そしてそれを許容する母。
遊びに「ここまで」とか「こうあるべき」なんてあったら、
つまらないものになっちゃうということを教えてくれた・・
なんてね、
彼らは自分たちが楽しんでただけよ。ホントに。。。
話はコロッと変わりますが
うちの子が小さかった時の具体的なお話をば。。
子供が小さい頃、例えば・・
うちの子がキッチンシンクの下のドア、
つまり、鍋とか置いてあるところを開けたがったら、
そんなことでは叱りません。
逆に鍋やら蓋やら全部引っぱり出して、
蓋と胴体をバラバラにして、マッチングゲームさせたり、
色んなもの持ってきて、一つの鍋に物が何個入るかやったり、
こりゃ~いい教材だと思って親子で遊んでた。
その他
ワイングラスなんて子供は触りたい。
だからワイングラスをあるだけ出して、
それに水を入れて、ドレミファソラシドになるように、
お水を調節して入れたり、やっぱり親子で遊ぶ。
こういうのをうちではプロジェクトと呼んでました。
そして、いつも「今日は何のプロジェクトしようか?」って。
ちなみにこれもプロジェクトです。
泥んこで遊びたがったら・・・
(泥んこ見たら、子供は抵抗できないよね)
ぜったいにいじりたい。
触りたい。
ぐちゃぐちゃやって遊びたい。
だから水着を着せて「やれ、やれ~」って。
ついでにシャベルやバケツを持ってきて、
やりたい放題やらせてました。
もしやらせなかったら、
「いつの日か、泥んこで遊んでやるんだ。
いつかマミーの見てないところで触ってやるんだアアア。」
って泥んこ見る度に、目から炎をほとばしらせて、
密かに思ってるかもしれないじゃない。
はたまた、
数を教える時、例えばおやつにグミをあげるとします。
もちろん数えながらあげるんだけど、
数えて渡したことろで、いくつか食べちゃうんだ。
それで、引き算を教える。
(ゲゲーッ、そんな幼児教育あり???)
「何でもありよ」
ただし子供は怒ります。
「うぎゃ~、それボクのー!」とか言って。
そして、当然集中します。
で、今度から数をかぞえている時に
もっと注意をして見ます。
母がずるしないように。
こんなトリックやツイスト、年中やってましたが、
子供はけっこうスクスク育ちました。
(と、私と夫は思っています)
うちでは遊びも学びもごちゃ混ぜのビビンバ♪
だから、ビビンバってなんなんだ?
「よくかき混ぜた方が美味しいよ!」ってことよ。
(実は昨日食べたの。その味がまだ忘れられなくて・・)
話は変わって・・私の秘密兵器とは?
子供が小さい時、幅広い知識を得る助けとなった本があります。
「1001の質問と解答」という本です(紹介したいけど英語なの)。
例えば「なんで雨が降るの?」って、聞かれます。
まあ、そのくらいなら答えられます。
でも、子供は容赦してくれません。
次々に思いついたことを聞きます。
「なんで海はしょっぱいの?」
これもクラシックな質問でしょう。
そんな、1001の質問に解り易く答えてくれている本だったので、
質問されたことに答えられないと、いつもこのアンチョコを使ってました。
でもこの質問の回答は、いくらこの本でも載っていなかった・・・
息子が8歳の時でした。シャワーカーテンの後ろからにょきって顔を出して、
「誰にも答えられない質問してあげる」ってニンマリ笑ってる。
「なーに?」って聞いたら。
「人間は神様が創造したって言うじゃない?」
「まっ、そういう風に言う人たちもいるね。
ダーウィンの進化論について、この間、本読んだでしょ?
色んな説があるんだね。」
「それは、どっちでもいいや。でもさ、じゃあ・・・」
「神様を造ったのは誰?」
(Who made God?)
(うっ・・)
「神様を創造したのは何?」
(What created God?)
(またまた、うっ・・)
でも気を取り直し、親の尊厳を持って私は答えました。
「マミーには解かりましぇん」
その時から大きくなって12歳になった息子は、
今、将来なりたいものは宇宙生物学者だそうです。
(そんな学問があったなんて、最近まで知らなかっただよ)
こんな日本語の本があります。
きっとあなたの秘密兵器になるでしょう:
素朴だけど難しい疑問を解り易く説明してくれます。
質問に答えるのも難しいけど、
質問考えるのも結構難しいよね(大人には)。
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マミーのビタミン剤
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Everything I am or ever hope to be, I owe to my angel mother.
Abraham Lincoln
現在、そして将来の私があるのも、全て聖なる母のおかげです。
アブラハム・リンカーンの格言
今日マミーがお友だちとランチを食べることができたのは、
聖なる息子の貯金箱のおかげです(明日返すって)。
マミーのたわ言