きっと誰もに当てはまる問題ではないと思いますが
中にはとてもエネルギーの強いお子さんをお持ちの方もいると思います。
エネルギーが強い(?)と書くと、なんのことだか分かり難いとしたら
”氣が強い”とお考え下さい。で、うちの子はめちゃ氣が強くてたまりませんが
氣が強いことが悪いのではなく、その強い氣をいいことに使える様になれれば
いいんですよねぇ。でも、それをどう子供に教えたらいいのか。。ふぅ。。
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おじいちゃんとヤギとDugan (去年の春)
道元禅師は13歳の時に比叡山に出家しました。
うちの息子は今年13歳になります。
で、
「子供には行かなきゃならない時がある」なんて言ってます。
それでどこ行く?
一人で日本に行くそうです。
母は言いました。
「飛行機落ちたらどうする?」
「駅で階段の上から転げ落ちたらどうする?」
「道歩いていて、誰かが使ってるトンカチの手が滑って、
トンカチが飛んできて頭に当たって、うぎゃ~ってなって・・・だからサ
マミーとダディーが一緒にいなかったら、危ないことがあるかもしれないよ」
てなことを言っていたら・・
息子に「マミ~!マミ~!マミ~!」と制止されました。
そして、
「ボクはインディペンデントにならなきゃいけないの!」
「だから日本に一人で行く。マミーは来ちゃダメ!」だって。(グスン)
でも~~~~
あたしゃ怖い。特におじいちゃんの所に行かすのがとっても怖い。。
私の両親は、私が11歳の時に離婚しています。
だから息子はこの夏休み、おじいちゃんのいる千葉と、
おばあちゃんのいる横浜に行きます。
おじいちゃんの家はこんな所です・・・・・・・・・・・・・・・・
おじいちゃんの家には、以前やぎが1匹いました。
次の年に行った時には5匹になってました。
鶏も数羽だったのが、次の年には養鶏場みたいな鶏小屋がありました。
「農家でもないのになんで?」と私。
「1匹いたら何匹いても同じだろ?だったら多い方がいいじゃねえか」
「・・・・・・」と私。
昨年行った時のこと、朝ガラガラガラという音で目が覚めました。
おじいちゃんが朝からDuganに、あ~あ~あ~あ~~~~
麻雀を教えてる~~~
(う~~、目まいが・・)
はたまた、
おじいちゃんが車を運転して、みんなでおでかけ。
いつも全快で声の大きいおじいちゃんは、上機嫌で鼻歌うたってます。
♪お~い、そこのばば~♪ もたもた歩いてると轢いちゃうぞ~ オラオラ~♪
マミーとダディーが大事に大事に育てているDuganお坊ちゃまは、
悪い言葉や汚い言葉に免疫がありません。
だからよけいに・・・
「ばば~」、「じじ~」という言葉が気に入ってしまいました。
でも、孫には優しいおじいちゃん
(は・て・な?)
みんなでレストランに行きました。
「あ~、コレまじ~(不味い)」とおじいちゃん。そしてすかさず、
「おいDugan、お前は育ち盛りだからな。お前がこれ食えっ 美味いぞ~」
私の父は悪い奴です。昔15億円の脱税をして時効になった本物の悪人です。
しかも、長者番付に載ってたくせに、私と妹の養育費を払ってくれなかった。
おかげで私は父によって育まれた、お金に対する罪悪感が今でも消えません。
(お金持ちになるのは悪いこと)
このコンプレックスに邪魔されて、私はお金持ちになれません。
お金をちょっと持つと(わ~ばっちいばっちい、持ってたら怖い~)って、
普段ケチなくせに、持ち金を全部使ってしまいます。
小さい頃、親戚のおばあちゃんたちが、お茶を飲みながら話してました。
「あれは頭が良すぎて、、、でも悪いことに頭を使うから困ったもんだ、、、」
それで、亡くなったおばあちゃんが仏壇の前でよく、
「息子を更正させます 南無妙法蓮華経・・・」って拝んでました。
話は変わって・・・
ある子供たちの集まりで、20数人の子供たちがゲームをしようか
映画を見るか決めている時のことです。
みんなは「ゲームがいい~」って言っていました。
その時、Duganが立ち上がって、
「この人数でゲームやったらつまらないから、映画観ようよ」
って言いました。
そしたら、みんなの風向きが変わって、
「そーだ、そーだ、じゃあ映画を観よう~!」っていうことになったんです。
私はそれを見てて(う~~~ん・・・・)って心配になった。
Duganはみんなのためじゃなくて、自分が映画を観たかったから、
そう言ってみんなの意見を変えさせたって、私には分かってました。
それで後から息子に話をしました。
「さっきゲームがいいか、映画がいいか決めてた時のことだけどね、
自分のエネルギーは自分のためだけに使っちゃダメなんだよ」って。
Duganは「ボク、何も悪いことしてないじゃん」って言いました。
私は「そのこと自体は悪いことじゃないって思うかもしれないけど・・」
と言って、おじいちゃんの話をすることにしました。
「おじいちゃんを見てごらん。自分のためだけにエネルギー使ったから、
ビジネスで失敗したんじゃない?エネルギーはみんなのために使えば、
みんなが上手く回るようになってるんだよ。
だけど、自分が欲しい物のためだけや、
自分がしたいことのためだけに、自分のエネルギーを行使したら、
周りの物や人を振り回して、最後にはネガティブなエネルギーが
自分に返ってくるの。
だから Me! Me! Me! (私、私、私)でエネルギーを使っちゃダメなのよ。
逆にエネルギーを人のために使えば、みんなが幸せな気持ちになれて、
自分の欲が満たされた時とは違うレベルで幸せになれるんだよ 」
「マミーはそう思うけど、Duganはどう思う?」
「ボクが悪かった」
「悪くなんかないんだよ。知らなかっただけよ。これで学べてよかったね。
でもさ、また同じことしちゃうと思うよ。だけど一回一回、あっそうかって、
気が付くことが増えてくれば、だんだんそういうことしなくなるよ。
マミーだって結構やってるもん。。。」
ちょっと間をおいてから息子に言われました。
「ホントだ~、そうだよ、そうだよ、マミーだってやってる」
こんなやり取りがあって、取り敢えず息子はこの話を飲み込んでくれたようです。
うお~~ エネルギー放出・・ してない、してない。(笑)
夫の露罵悪斗 (Robert)が、珍しくふざけてポーズ。普段くそ真面目な人にふざけられると、家族は目が点。。。写真は以前お友だちが加工してくれたものです
エネルギーは「俺様」で使うと
周りも自分も破壊します。
でも
「あなた様」で使えば、
周りも自分も幸せになります。
それを親は
子供に教えることができます。
小さいから理解できないと思わずに、実生活の中で人生についてお話をします。
本を一緒に読んだり映画を観たりした時に、人生や哲学や宗教について、
親子でこう思う、ああ思うって、色々な会話をします。
そうすると
大人にも難しいコンセプトを 子供でも理解できるようになります。
その基礎は親にしか作ってあげられないと思うんだ。そう思わない?
さてさて・・・
息子を常日頃から、清く正しく(?)教育していても、
ひと夏おじいちゃんと過ごすことで、デビルになって帰ってくるかもしれない・・
そう考えると怖いけど、これは息子の修行だと思って、
しゃあない、一人で日本に行かすか・・・
かわいい子には旅をさせろ (>。<、)/~~~ うっうっ
■ □ ■ マミーのビタミン剤 ■ □ ■
Energy and persistence alter all things.
Benjamin Franklin
エネルギーと持続が全てのものを変える。
ベンジャミン・フランクリンの格言
すいませ~ん、瞬発力だけじゃあダメなんでしょうか~?
持続力のないマミーのたわ言