マネージャ型お母さんといっても、
こどもをタレントにしようと必死のステージママとは違うのよ。
読む前に 「わたしにゃ~関係ないよ」 なんてトンズラしないで読んでおくれ。
このお話には3人の違ったタイプのマネージャが登場します。
自分の上司が、こんな人だったら・・・と、想像しながら読むと、
こどもの気持ちがわかるかもよ。
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私は現役で通訳をやっています。
最近はあるアメリカの会社に定期的に行っています。
その会社はハイテクノロジーを持つ日本の会社を買収したのね。
そして、会社内に新しいセクションとして買収された
日本の会社の社員や装置がテキサスに引越してきた。
(おいおい、子育ての話じゃないの~)って思った?
大丈夫、子育ての話だからね。
それでね、日本の人たちがアメリカに来て、
アメリカの会社という社会で上手くいっているか?
それが、なかなか暗礁に乗り上げていることがたくさんあって
思うようにいかないらしく、呼ばれて飛び出て
ジャジャジャジャーンとその会社に行くことになりました。
私は外部の人間。
だからね、アメリカに来た日本の人たちの様子を
外から客観的に見ることができる。
第三者の他人だから、その会社が沈没しようが
しまいが関係ない他人だから客観的に見れる。
その会社という船が沈んでも、
「あやー、かわいそうにー、がんばったのにねー、バイバーイ」
って、外から手を振ってられる立場。
でも、沈没してもらいたくない。沈没させてなるものか。
だって、日本から来て、アメリカで何かを立ち上げようと
がんばっている人たちなんだからさ。
日本人だから、私にも彼らの血が流れてるんだからさ。
それでね、彼らを外から見るとですよ、、、
イメージ的には彼らがいる場所は
澄んだきれいな海の中とでもいいましょうか。
外から見るとその海はエメラルド色の
きれいな海に見えるのだけど
その海で泳いでいる人たち自身には、
きれいな海を外から見ることができない。
だから水の中であっぷあっぷ泳いでいて、
そこが素晴らしい環境だと実感できない。
お母ちゃんたち!
今、子育でてあっぷあっぷしてるかもしれないけど、
私のように、半分子育てが終わった人から見たら
あなたが今いる場所は、きれいな海なんだわよ。
その海で泳いでいられるうちに、精一杯きれいなお水の感触を
5感、6感で感じながら、どうぞ毎日を楽しんでちょうだいよ。
(またその海で泳ぎたいよっ)
いずれは岸に上がって、その海を眺められる時は
嫌でもやってくるのだからさ。楽しめるのは今のうちだけだよ。
と、めちゃめちゃ世話焼きおばさん風な語りになっておりますが・・
そうそう、その会社の話に戻るけどさ、
いくつかチームがあってね、この間チームごとにミーティングがあったのね。
私は通訳してるから、3人の異なるマネージャーたちのやり方を
見ることになるのだけど、これが結構面白い。
まず一人目のマネージャーのHさんは、権力押し付け型のマネージャー。
彼自身も頭が切れる人みたいで、色々とよく知ってるの。
でもね、人に意見を言わせないのね。
なんでも意見を言ってくださいといいながら意見が出ると反論する。
そして、意見を言ってくれた人を圧力で抑えてしまう。
口で言わなくても体から(文句あんのかワレ~)という
エネルギーを発散させてるのよ。
だいだいさ上司というだけで、自動的に使われる人を畏怖させる存在な訳だ。
にも関わらず、自分のエゴが前面に出てしまうから、相手を安心させてあげよう
という優しいマインドが感じられないんだな、これが。
使われている人からすれば(いつかぶっ殺したい)タイプのマネージャーだわね。
さて、同じことを母親のタイプに照らし合わせてみよう。
権力押し付け型のお母ちゃんってどんなお母ちゃんだろうね~?
「あれやりなさい、これやりなさい」って、子供が自分で考える前に
押し付けちゃって、その子の能力を伸ばしてあげないタイプかな。
小さいうちはま~、それでも親の言うことを聞くよね子供は。
でも、大きくなったら聞かなくなる。でもいつも指示されて育ってきたから
自分で考えることができなくなっている子供たちが育ってしまう。
ありがちでしょ?
しかも、自分自身だってやっている時あるでしょ?
私もやってる時あったわ~。
子供がやる前に手を出しちゃったり、子供が答えを出す前に口を出しちゃったり
子供に命令したり、威圧感を与えてしかっちゃったり・・・
チミはない?そんなこと絶対してない?
そんなことより、まっカツ丼でも食べるか?
よし、カツ丼食べた後は一服するか、ほら、タバコだ、一服しろや。
これで落ち着いたか?
よしっ (と言って、おもむろに卓上ランプをガシッっと掴み)
「白状しろっ」
そんなことは一切やっておりませんという・・
歳暮クレヤじゃなくて・・えっとえっと、聖母マリヤのようなお母さんなんて
この世の中に存在するのかね?独断と偏見で、あたしゃ「いない」とみてる。
さて2人目のマネージャーさんに登場してもらいましょう~
♪ズンチャン ズンチャカチャンチャン ズンチャンチャ~♪
この方、完璧に子供です。
完全に人を育てることを拒否しております。
いやいやって駄々までこねちゃって、周りの人たちが手をやいております。
「ランディーさん彼、どう思います?」って他の人たちに聞かれましたが、
「あの人はほっといてあげましょう」です。つまり「お手上げ」。
だいたいが何でそいういう人が人を育てる立場にいるのか、
そこからして間違っているということです。
悪い人とかそういうことじゃなくて、、、話したら気は優しくていい人なの。
でも、お母さんに例えて言ったら、始めから子供を生むのが間違っているタイプ。
しかしこのマネージャーさんの場合は・・・
本人より周りが大変だけど、本人は結構幸せだったりするから面白い。
そして、今、マミ~のブログを読んでくれているあなたは
ぜったにこのタイプではないとマミ~はみた!
万が一、もしかしたら自分はそのタイプかも・・
と思ったお母ちゃんがいたら、マミ~に連絡しておくれ。
説教してやるから。
それでは3人目のマネージャーさんに登場してもらいましょう。
♪タラララッタラ~ン♪
Mさん!そうMさん、あーたでございます。
Mさんは優しい。
Mさんは真剣。
Mさんは人を活かそうと思っている。
Mさんは人の能力を信じている。
Mさんは向上しようと努力している。
Mさんは頭とハートを使って人を育てようとしている。
そしてMさんはこれを読んでいる“あなた”です。
だから、あなたですってば。
だって、Mっていう頭文字じゃないもんって、も~、とろい、とろすぎる!
MotherのMよ、MamaのMよ、MommyのMよ。
さて実際のMさんのミーティングですが、
彼は自分が馬鹿になって人をたててました。
笑顔で人をウェルカムしてました。
社員からの発言に耳を傾け、ウンウンと何回もうなずいていました。
そして、意見を認め理解し、それに対し的確なアドバイスをしました。